将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が7月2日、王位戦七番勝負の第1局2日目で木村一基王位(47)との対局を再開した。前日、木村王位が封じた54手目が明かされ、午前9時ごろから藤井七段の手番で再開。形勢はやや有利と見られ、既に局面は中盤から終盤に向かっている。
▶中継:藤井聡太七段、初戦勝利なるか 木村一基王位と第1局2日目
木村王位と藤井七段は今回が初手合。藤井七段はヒューリック杯棋聖戦五番勝負でもタイトルに挑戦中で、どちらのタイトルでも奪取すれば従来の最年少タイトル獲得記録(18歳6カ月)を更新するほか、一気に二冠獲得の可能性もある。木村王位は昨年、46歳3カ月で史上最年長での初タイトル獲得。プロの将棋界では20代半ばから30代までがピークと言われる中、ベテラン棋士の活躍で大きな話題となった。
注目の第1局は振り駒の結果、藤井七段の先手番から始まり、戦型は角換わり腰掛け銀から進行。1日目から激しい戦いとなり、封じ手の前には木村王位の勝負手に対し、藤井七段が強く踏み込んだ。両者とも3時間以上、持ち時間を残しているものの、激しい展開で一気に決着がつきそうな勢いだ。
本局の持ち時間は各8時間の2日制。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【再開時の残り持ち時間】
木村一基王位 4時間30分(消費3時間30分) 藤井聡太七段 4時間3分(消費3時間57分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)