将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が7月13日、北海道札幌市「ホテルエミシア札幌」で行われる王位戦七番勝負の第2局で、現タイトル保持者の木村一基王位(47)と午前9時から対局を開始した。先手は木村王位。藤井七段は、最年少でのタイトル獲得、さらに二冠獲得の夢に向けて、さらに前進できるか。
▶中継:藤井聡太七段、王位獲得へ連勝なるか 木村一基王位と第2局
7月1、2日に行われた第1局は、先手の藤井七段が、受けの定評がある木村王位を攻め切る快勝。それでも2日に渡る熱戦には、疲労の色もにじませるなど、長時間対局のタイトル戦の苦労も口にしていた。ヒューリック杯棋聖戦五番勝負にも挑戦中で、渡辺明棋聖(棋王、王将、36)で2勝1敗とリードし、初のタイトルに王手をかけている。
対する木村王位は昨期、史上最年長46歳3カ月で初めてタイトルを獲得し、その諦めない姿勢に共感した人々から“中年の星”として称えられた棋士。十分な経験に加え、将棋ソフトを使った研究も適度に織り交ぜるなど、ベテランの域に入ってからも進化を続けている。
最年長で初タイトルを取った木村王位と、今回最年少でタイトル獲得を目指す藤井七段の対決は、シリーズ開幕前から「最年長VS最年少」として注目を集め、30歳差という年齢についても語られるが、藤井七段の若々しい攻めが光った第1局を踏まえ、第2局はどんな展開になるか。
本局の持ち時間は各8時間の2日制。終局は翌14日の夕方から夜になる見込み。1日目は封じ手が行われ、2日目の朝に開封される。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)