将棋の名人戦七番勝負第4局が7月27日、東京都文京区のホテル椿山荘東京で午前9時から始まった。豊島将之名人(竜王、30)が2勝1敗とリードして迎えた本局で勝利し初防衛に王手をかけるか、挑戦者の渡辺明二冠(36)が初の名人に向けてタイに戻すか。
第1局を渡辺二冠が制して始まった今シリーズは、第2局・第3局と豊島名人が取り、初防衛に一歩リード。6月に3局行われたが、第3局が行われてから約1カ月空いての第4局だ。
両者ともその間、他のタイトル戦を戦っており、豊島名人は永瀬拓矢叡王(王座、27)と叡王戦七番勝負で1千日手、2持将棋という稀に見るシリーズを展開。渡辺二冠は、藤井聡太棋聖(18)との棋聖戦五番勝負に1勝3敗で敗れ失冠した。両者ともかなりのハイペースで対局が組まれていたが、少しずつ落ち着く7月下旬、8月をどう戦い抜くか。
両者の過去の対戦は、渡辺二冠が18勝13敗2千日手でリード。本局の持ち時間は各9時間の2日制で、先手は渡辺二冠。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)