将棋の最年少棋士・藤井聡太棋聖(18)が8月20日、王位戦七番勝負第4局で木村一基王位(47)と対局中だ。藤井棋聖は本局に勝利すると最年少、10代では初となる二冠達成とともに、最年少での八段昇段を果たす。午後4時30分の時点で、形勢は藤井棋聖の勝勢に。持ち時間でもややリードしている。日本中が注目する一局は大詰め、最終盤を迎えている。
【中継】木村王位 対 藤井棋聖 王位戦第4局、決着の2日目
今年度、さらにトップ棋士との対局が増えた藤井棋聖だが、ここまでの成績は18勝3敗、勝率.8571(公表分)と、圧巻の成績。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて6、7月には延期となっていた対局が集中、超過密なスケジュールとなっていたが、驚異的な高勝率を維持し、最年少タイトルホルダーにもなった。2つ目のタイトルを狙う王位戦七番勝負では、受け・粘りが信条の木村王位に対して、熱戦続きながら無傷の3連勝。初タイトルとなった棋聖に続き、わずか1カ月後ながら二冠に王手をかけている。
1日目は形勢、持ち時間ともに互角で終えたが、藤井棋聖が封じた42手目を契機に対局は激化。攻撃の要である飛車を切り飛ばして、激しい展開へと持ち込んだ。その後も徐々にリードを広げ、藤井棋聖が勝勢に。藤井棋聖がこのまま押し切り、ストレートでシリーズを制するか。“千駄ヶ谷の受け師”の異名と不屈の精神を持つ木村王位が逆襲するか。決着は夕方から夜にかけての見込みだ。
【午後4時30分時点での残り持ち時間】
木村一基王位 43分(消費7時間17分) 藤井聡太棋聖 1時間17分(消費6時間43分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)