現在、将棋界にはタイトルホルダーが4人いる。序列1位に君臨する渡辺明名人(棋王、王将、36)、豊島将之竜王(叡王、30)、最年少記録を続出させる藤井聡太二冠(18)、永瀬拓矢王座(28)だ。この4人で8つのタイトルを分け合う状況に「四強時代」という声が増え始めているが、十七世名人である谷川浩司九段(58)がタイトル27期、出場57回の経験から「4人はタイトル戦が日常になった」という重みのあるコメントを発した。