将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント1回戦が1月17日に行われ、藤井聡太王位・棋聖（18）が大石直嗣七段（31）と午前10時から対局を開始した。藤井王位・棋聖は過去2度、同棋戦で優勝。今期は2年ぶり3度目の優勝を目指す。対局の勝者は、午後2時から豊島将之竜王（叡王、30）と飯島栄治七段（41）の勝者と2回戦を戦う。
昨年、最年少でタイトル獲得、さらに二冠・八段昇段を果たした藤井王位・棋聖だが、この朝日杯は羽生善治九段（50）と公式戦で初対戦、最年少で全棋士参加の棋戦優勝を決めた思い出のある棋戦。第11、12回大会を連覇したが、第13回大会は準決勝で千田翔太七段（26）に敗れ、3連覇は逃した。
2年ぶり3度目の優勝を目指す今期だが、対戦相手の大石七段は今年度の勝率が7割を超える好調の棋士。また勝利した場合でも、2回戦では過去0勝6敗と極端に相性が悪い豊島竜王との対戦も考えられる。さらに前日16日には、ベスト4一番乗りを果たした渡辺明名人（棋王、王将、36）が待ち構えており、決勝までは茨の道だ。
持ち時間は各40分で、振り駒の結果、先手は大石七段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太二冠が2連覇している棋戦としても知られている。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
