将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント1回戦が1月17日に行われ、豊島将之竜王(叡王、30)と飯島栄治七段(41)が午前10時から対局を開始した。対局の勝者は、午後2時から藤井聡太王位・棋聖(18)と大石直嗣七段(31)とベスト4をかけて戦う。
豊島竜王は2007年4月に四段昇段。竜王戦の1組以上は8期で、順位戦はA級(A級以上:4期)。タイトル6期、棋戦優勝3回を誇る。朝日杯はまだ優勝歴がないが、昨年のJT杯日本シリーズ プロ公式戦で2度目の優勝を果たすなど、早指しでも十分に実力を出している。
飯島七段は、2000年4月に四段昇段。竜王戦3組(1組:3期)、順位戦C級1組。タイトル、棋戦優勝の経験はないが、今年度は7割近い勝率を誇っている。
本戦は16人が参加のトーナメントだが、片側8人のブロックにタイトルホルダー4人が集まるという極端な結果に。昨日16日は渡辺明名人(棋王、王将、36)と永瀬拓矢王座(28)が2回戦で対戦、渡辺名人が勝利してベスト4一番乗りを決めている。豊島竜王、藤井王位・棋聖が1回戦を突破した際には2回戦でまたもタイトルホルダー同士のつぶし合いとなり、さらにその勝者が渡辺名人と戦うことになる。
持ち時間は各40分で、振り駒の結果、先手は豊島竜王。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度に藤井聡太二冠が2連覇している棋戦としても知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)