将棋の棋王戦五番勝負第1局が2月6日に行われ、糸谷哲郎八段(32)が渡辺明棋王(名人、王将、36)に128手で勝利した。糸谷八段は2016年度の王座戦以来となるタイトル戦出場だったが、棋王戦8連覇中と圧倒的な強さを誇る渡辺棋王に対して、押され気味の中盤から終盤に向けて挽回。早見え早指しの実力者が、2014年度の竜王以来となる2つ目のタイトル獲得に向けて、大きな1勝を手にした。