プロレスリング・ノアの頂点GHCヘビー級のベルトを巻く潮崎豪は、昨年1年間で6度の防衛に成功している。藤田和之との無観客試合での初防衛戦から代々木第一体育館の杉浦貴戦まですべてが激闘。それらはコロナ禍での闘いでもあった。
次の防衛戦は2月12日の日本武道館大会。久々の“武道館帰還”を前にインタビューを行ない、コロナ禍に団体を引っ張る王者としての心境を聞いた。
「去年は新型コロナウィルスの影響があったというかありすぎて。予定通りにいかないことが本当に多かった。そういう中でもノアは止まらずに、無観客でも大会をやってタイトルマッチも。そこに意味があったし、結果としてベルトの価値を上げることができたと思ってます。他団体が試合できていない時にタイトルマッチができた。自分自身にとっても、おかしな言い方かもしれないですけど貴重な経験になりました。自分にしかできない防衛戦だったなと」