14日夜、九州の街を走ったのは、七色の光を放つ「流れ星新幹線」。九州新幹線の全線開業10周年を記念して、一夜限りの特別運行を行った。
新幹線の車両に照明機材を積み、流れ星に見立てたこの企画。そこにはある思いがあった。
「2011年3月12日、九州新幹線が全線開業したのは、東日本大震災の翌日のこと」(JR九州HPより)
さらにこの10年、九州は熊本地震や九州北部豪雨など度重なる災害に見舞われた。そんな中でも未来が明るくなるように、「流れ星」となった新幹線に願いを託そうという企画なのだ。
「後輩たちが修学旅行に行けますように」など全国から募集し選ばれた願い事777点がこの日、光とともに鹿児島から博多まで走った。
撮影者の男性は「こういうイベントをしてくれるのはいいこと。沈んだ世の中なので、明るい話題を提供してくれるだけでもいいことだなと思う」と話した。



