木村一基九段、終盤の逆転劇でブロック優勝 2年ぶりの本戦出場決定/将棋・叡王戦 将棋羽生善治 2021/04/22 22:01 拡大する 将棋の叡王戦段位別予選(九段戦)が4月22日に行われ、木村一基九段(47)が森内俊之九段(50)に92手で勝利した。木村九段はブロック決勝で、2年ぶりの本戦出場を果たした。【中継】叡王戦 段位別予選 森内俊之九段-木村一基九段 受けに定評がある両者の対戦は、しっかりと陣形を整えた相矢倉から戦闘開始。序盤・中盤とペースを握られ苦しい展開が続いていた木村九段だが、劣勢になったところでも持ち前の粘りを続け、反撃の機会を伺っていた。最終盤、△7七香と打ち込む勝負手を繰り出すと、この手に対する森内九段の対応から形勢が一変。一気に木村九段に傾くと、その後はチャンスを逃さず即詰みに討ち取った。 続きを読む