元プロ野球選手で西武とロッテなどでおよそ10年間に渡って活躍したG.G.佐藤氏が、現役時代、本塁打3本を放つなど相性の良かった楽天・田中将大投手について言及。「大得意でした」と笑顔を見せると、攻略法について「(当時楽天の)野村監督の教えを何となく理解していた」と話し、当時、楽天の正捕手を務めていた現・ヤクルトの嶋基宏捕手の配球パターンを研究することで、田中投手を打ち崩していたことを明かした。
「田中投手とまともにやってもなかなか打てない。(当時)キャッチャーの嶋選手の配球パターンを研究して崩していった。狙い球を絞って、ヤマを張って行っていました」
そのように話したG.G.佐藤氏はさらに「嶋選手、野村監督がいましたから。野村監督の教えを私、何となく理解していたので。嶋選手の配球を紐解いていくと、野村監督の教えにたどり着くぞというものだったような気がします」と振り返った。
さらにメジャーリーグでの実績を積んで帰国した田中投手について、渡米前に日本で活躍していた頃と比較したG.G.佐藤氏は「巧さが加わっている。バッターとの駆け引きができている。高めも使いながら、変化球も交えながら、豪快さと巧さ両方が交わったピッチング」と述べ、今期の2勝目を無失点で挙げた田中投手の老獪さを指摘した。(ABEMA『バズ! パ・リーグ』)