将棋の藤井聡太王位(棋聖、18)が7月13日、お~いお茶杯王位戦七番勝負の第2局で豊島将之竜王(叡王、31)と対局を開始した。第1局は、序盤から中盤にかけたところでペースを握られ、そのまま押し切られる完敗を喫したが、第2局で巻き返しシリーズ成績をタイに戻せるか。序盤からも目が離せない一局だ。
【動画】お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負 第二局1日目 藤井聡太王位 対 豊島将之竜王
藤井王位は、ヒューリック杯棋聖戦五番勝負で渡辺明名人(棋王、王将、37)を3勝0敗のストレートで下し、最年少でのタイトル防衛と九段昇段を果たした。その後も、順位戦B級1組でも上位で争い、竜王戦挑戦者決定トーナメントでは準決勝まで勝ち進むなど、タイトル戦だけでも忙しい中、重要な対局で勝ち続けている。
そんな中、大きな壁として立ちはだかっているのが豊島竜王だ。6月29、30日に行われた王位戦七番勝負の第1局は、先手番だったものの相手の積極的な指し回しからペースを握られ、いいところなく完敗。通算の対戦成績でも1勝7敗と、大きく負け越す結果となっている。
藤井王位は挑戦者として、豊島竜王と叡王戦五番勝負で戦うことが決まっており、合わせて“十二番勝負”に。また竜王戦でも藤井王位が挑戦権を得れば、さらに七番勝負が加わり“十九番勝負”になるとも言われている。
持ち時間は各8時間の2日制で、先手は豊島竜王。ABEMAではこの対局を終了まで生放送するほか、カメラの視点が切り替えられるマルチアングル放送も実施している。
(ABEMA/将棋チャンネルより)