藤井聡太王位、勝てば王位初防衛に「相掛かり」を採用 豊島将之竜王とは3局連続 昼食前に約2時間の大長考/将棋・王位戦七番勝負
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 将棋藤井聡太王位(棋聖、19)が8月24日、お~いお茶杯王位戦七番勝負の第5局で、豊島将之竜王(叡王、31)と現在対局中だ。シリーズ3勝1敗で、王位初防衛に王手をかけているが、この重要な一局で選んだのは「相掛かり」。両者の対戦では3局連続で同じ戦型になった。この選択が、勝敗にどんな影響をもたらすか。

【中継】お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負 第五局1日目 藤井聡太王位 対 豊島将之竜王

 藤井王位と豊島叡王は、叡王戦五番勝負でも戦っており、2つを足して「十二番勝負」とも呼ばれている。6月29、30日の王位戦第1局を皮切りに、約2カ月の間に本局で9局目。この1週間だけでも3局目だ。戦型は相掛かり、角換わりの2択になっており、本局を含めて3局連続で4局目、角換わりは7月13、14日の王位戦第2局から5局連続で指された。プロ将棋界でも多くの棋士が研究する戦型の中、新たな研究、構想が次々と生まれ、トップ棋士同士による最先端の将棋が展開されている。

 対局開始から両者、研究範囲内だったのか早いテンポで指し手が進んだが、40手目に豊島竜王が△5二金と指したところで、藤井王位・棋聖の手がぴたりとストップ。午後0時30分からの昼食休憩を前に、1時間59分の大長考を入れた。

 「十二番勝負」の成績では藤井王位が王位戦で3勝1敗、叡王戦で2勝2敗、合計5勝3敗とリード。ただ、2日前の22日に行われた叡王戦第4局ではカド番に追い詰められていた豊島竜王が快勝し、最終局に持ち込んだこともあり、相譲らずという状況だ。

 持ち時間は各8時間の2日制で、先手は藤井王位。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。また、視点を変えられるマルチアングル放送も同時に実施中だ。

【昼食の注文】

藤井聡太王位 天婦羅うどん 豊島将之竜王 松花堂弁当

【昼食休憩時の残り持ち時間】

藤井聡太王位 5時間52分(消費2時間8分) 豊島将之竜王 7時間6分(消費54分)

(ABEMA/将棋チャンネルより)

お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負 第五局1日目 藤井聡太王位 対 豊島将之竜王
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2021年度「将棋日本シリーズ」一回戦第四局 羽生善治九段 対 千田翔太七段
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