藤井聡太王位、勝てば王位初防衛に「相掛かり」を採用 豊島将之竜王とは3局連続 昼食前に約2時間の大長考/将棋・王位戦七番勝負 将棋藤井聡太,豊島将之 2021/08/24 12:36 拡大する 将棋の藤井聡太王位(棋聖、19)が8月24日、お~いお茶杯王位戦七番勝負の第5局で、豊島将之竜王(叡王、31)と現在対局中だ。シリーズ3勝1敗で、王位初防衛に王手をかけているが、この重要な一局で選んだのは「相掛かり」。両者の対戦では3局連続で同じ戦型になった。この選択が、勝敗にどんな影響をもたらすか。【中継】お~いお茶杯第62期王位戦七番勝負 第五局1日目 藤井聡太王位 対 豊島将之竜王 藤井王位と豊島叡王は、叡王戦五番勝負でも戦っており、2つを足して「十二番勝負」とも呼ばれている。6月29、30日の王位戦第1局を皮切りに、約2カ月の間に本局で9局目。この1週間だけでも3局目だ。戦型は相掛かり、角換わりの2択になっており、本局を含めて3局連続で4局目、角換わりは7月13、14日の王位戦第2局から5局連続で指された。プロ将棋界でも多くの棋士が研究する戦型の中、新たな研究、構想が次々と生まれ、トップ棋士同士による最先端の将棋が展開されている。 続きを読む