【米大リーグ】エンゼルス－レンジャーズ（9月3日・日本時間4日 アナハイム／エンゼル・スタジアム）
エンゼルス大谷翔平投手が「2番・投手」で先発出場し、投手として7回被安打7で、2失点、8奪三振でメジャー自身最多117球の熱投で9勝目の権利を得た。このまま9勝目を挙げた場合には、1918年にベーブ・ルースが記録した13勝・11本塁打以来、103年ぶりとなる「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」に王手がかかる。
5月28日（同29日）のアスレチックス戦で今季唯一の黒星を喫して以来、3カ月以上に渡り12試合連続で負け知らずという抜群の安定感を誇っている大谷は、比較的不安が残る立ち上がりで打球を右手に当てるアクシデント。その後も同点の2ランを浴びるなどしたが、ピンチでは100マイル（約161キロ）ストレートを連発。粘りの投球で先発投手としての役割を果たした。
8月28日（同29日）の試合では、相手投手の150キロの速球が右手首を直撃するなどアクシデントにも見舞われ、当初予定されていた31日（同9月1日）の先発登板を回避。打者以上に影響があると思われていたが、わずか3日分のスライドで済ませ、先発ローテーションにも大きな崩れを生むことなく先発。結果としてはマドン監督の期待に応え、そのたくましさと頼もしさが際立つものになった。
大谷は6月30日（同7月1日）のヤンキース戦で1回持たずに7失点という乱調もあったが、その後の7試合は全て5回以上を投げており7月は3試合を投げて2勝0敗、防御率1.35、8月は4試合で3勝0敗、防御率2.88と安定していた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
