【米大リーグ】エンゼルス-レンジャーズ(9月5日・日本時間6日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」でレンジャーズ戦に先発出場。一ゴロに倒れた第1打席に続き、第2打席はアウトコースのボールの微妙なジャッジで見逃し三振となった。この判定に納得がいかず、ベンチに戻る際に我慢できずに「違う、違う」と首を振って険しい表情を浮かべた大谷に対し、実況やファンから同情の声が上がっている。
本塁打王を争うペレス(ロイヤルズ)がここ2試合で3本目となる41号を放ち、大谷まで2本差に迫ったという情報も伝えられる中で迎えた第2打席。カウント0-2と追い込まれた大谷は、レンジャーズの先発左腕・ハーンが投じた96マイル(約154.5キロ)のアウトコースに手が出ず。現地映像に表示されたフレームを基準にするとゾーンを外れているようにも見えたものの、球審はストライクをコールした。
バッターからすれば自信を持って見送ったボールだったようで、穏やかな性格の大谷もさすがに我慢できなかったのか、ベンチに戻る際には唇をキュッと結んだ険しい表情で首を振る場面も。ABEMAの中継で実況を担当したDJケチャップ氏は、判定に納得がいかない大谷の心境を代弁するかのように「違います、違います」と即興のアテレコを行った。
さらにDJケチャップ氏は鈴木雅之の名曲「違う、そうじゃない」を引きつつ、「もうホントに言ってあげたいです。違う違う、って。今のはボールです!って。鈴木雅之さんも言ってます」とコミカルな名調子を披露。ファンからは「これは厳しい」「審判なんなん」「ボールだろ」といったコメントのほか、「違うそうじゃないw」「笑わせないで」などケチャップ氏によるユーモラスな実況への反響も相次いだ。
その一方で、基本的にアウトコースを広めに取る傾向が強いメジャーリーグだけに、「これくらいは取るでしょ」「取られてもおかしくない」「これは仕方ない」と判定に理解を示す声も。外角球への対応や微妙なジャッジに苦労するシーンも少なくない大谷だけに、本塁打王獲得のためにも今後どのようにアジャストしていくのかに注目が集まりそうだ。なお、大谷の第3打席は空振り三振だった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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