大谷翔平、判定にも苦しみ直近7試合で打率.115 ライバル好調で焦りも? タイトルへのプレッシャーか…
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【米大リーグ】エンゼルス0-4レンジャーズ(9月6日・日本時間7日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)

 エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」でレンジャーズ戦に先発出場し、4打数無安打でチームも0対4で敗れた。微妙な判定にも苦しめられ2試合連続でノーヒットに終わった大谷は、直近7試合で26打数3安打12三振、打率.115とシーズン終盤にきて急ブレーキ。本塁打王を争うライバルのペレス(ロイヤルズ)やゲレロJr.(ブルージェイズ)が上り調子にある一方で、二刀流でフル回転してきた疲労やタイトルへの重圧からか、スランプに近い状態に陥っている。

【映像】球審の判定に天を仰ぐ大谷翔平

 オールスター以降、外角球の際どいストライク判定で三振を喫する場面が目立つ大谷。前日の試合でも自信を持って見送ったボールがストライクとコールされたほか、この日も第3打席にフルカウントからゾーンを外れた外角低めのボールで見逃し三振とジャッジされ、悔しさのあまり天を仰ぐシーンが見られた。

 第4打席には元DeNAベイスターズのスペンサー・パットンの94マイル(約151.3キロ)の速球に差し込まれて内野フライに倒れた大谷は、2試合連続の4打数無安打で打率.255。直近7試合は26打数3安打、2本塁打、4打点、12三振で打率.115と、一発こそ出ているもののコンタクト率の低下が気になるスタッツとなっている。

 その一方で、43本塁打の大谷を追いかけるライバルたちは好調だ。41本塁打のペレスは、オールスター前の7月9日の時点でトップの大谷と13本もの差があったものの、直近17試合で5試合連発を含む11本と量産体制に入って2本差まで急接近。打点王争いでも103打点で1位タイに躍り出るなど、キャッチャーとしては異例の長打力を存分に見せつけている。

大谷翔平、判定にも苦しみ直近7試合で打率.115 ライバル好調で焦りも? タイトルへのプレッシャーか…
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 また一時は足踏みが続いていたゲレロJr.も、8月下旬から14試合連続安打中と一気に復調。6日(日本時間7日)の試合ではついに大台到達の40号を放ち、打率.321(1位)、98打点(4位)と、シーズン終盤に至っても打撃タイトル三冠王の可能性を残している。

 ライバルたちの猛追による焦りや重圧が大谷にあるかどうかは定かではないが、マドン監督が指摘するように、このところバッティングの引っ張り傾向が強くなり、打率の低下や三振数の増加につながっているのは確かだ。また、投打二刀流でほぼ全試合に出場するという過去に前例のないシーズンを送っているだけに、他の選手とは単純に比較できない疲労の蓄積があることも間違いない。

 投打にわたる規格外の活躍からアメリカン・リーグのMVPの大本命と目されている大谷。しかし日本のファンからすれば、メジャーリーグの本塁打王に輝くところが見たいというのが偽らざる本音だろう。今後のエンゼルスのスケジュールは、DH制がないインターリーグの試合のため大谷のベンチスタートが予想されるパドレスとの2連戦。ここで心身共にリフレッシュできるか否かが、不調脱出とタイトル獲得に向けた分水嶺になるかもしれない。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

【映像】球審の判定に天を仰ぐ大谷翔平
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大谷翔平、見逃し三振に天を仰ぎ右手を振るジェスチャーも… スタジアムはブーイングで騒然 【ABEMA TIMES】
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大谷翔平、我慢できずに「違う、違う」見逃し三振も判定に首振り…険しい表情も 【ABEMA TIMES】
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