【米大リーグ】アストロズ10-5エンゼルス(9月10日・日本時間11日 ヒューストン/ミニッツメイド・パーク)
そのあまりの速さに、現地のファンも大きなリアクションが取れなかったのかもしれない。エンゼルス大谷翔平投手が「2番・投手」で先発出場。投手としては3回1/3を投げ9安打6失点と打ち込まれ、2敗目(9勝)を喫した。試合前から期待された、1918年のベーブ・ルース以来となる「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」の達成はならず。ただ、打者としては第1打席に両リーグトップとなる44号ソロを放った。このホームラン、試合開始早々だったからか、それとも打球速度によるものか、現地ファンが大盛り上がりする前にスタンドインしてしまった。
大谷のホームランといえば、その打球速度、さらには角度によって130メートル超の一発も珍しくない。時には45度を超える角度で飛び出し、スタンドに落下するまで7秒近くの時間を要したこともある。ところがこの日の一発は、打球角度22度という低弾道で、ライトスタンドに一直線。大きな放物線を描くホームランであれば、落下するまでにスタンドも盛り上がる時間があったところだが、息をつく暇なく飛んできた弾丸ライナーに、着弾点付近のファンもきょとん。アストロズファンが多かったこともあるが、大谷のホームランとしては珍しく、静かなリアクションが目立つことになった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)