【米大リーグ】アストロズ3-1エンゼルス(9月12日・日本時間13日 ヒューストン/ミニッツメイド・パーク)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場したアストロズ戦の7回、同僚のラガレスがライトの守備位置でまさかの転倒。しかしその後の中継プレーで本塁に突入した走者がアウトになり、「結果オーライ」のトリックプレーになるという珍事があった。
アストロズが2点をリードして迎えた7回1死、ボークで走者が二塁に進んだチャンスで、バッターはこの日3安打のグリエル。ゲレロJr.(ブルージェイズ)らとア・リーグの首位打者を争う同選手は、かつて横浜DeNAベイスターズで活躍し日本のファンにもよく知られる存在だ。この打席でも持ち前の巧みなバットコントロールで逆方向に打球を運んだグリエルだったが、ライナー性の打球はエンゼルスのライトを守るラガレスのほぼ正面。しかし誰もがアウトかと思った直後、グラブを構えたラガレスが芝生で足を滑らせて転倒するというハプニングが発生。
この転倒によって、打球はグラブに触れることなくワンバウンドでフェンスに到達。ミニッツメイド・パークにアストロズファンの“煽り”のような歓声が起こる中、ラガレスは素早く立ち上がってボールを中継のセカンドのフレッチャーに送る。そのフレッチャーも即座に反転してバックホームすると、二塁走者のブレグマンはクロスプレーでタッチアウトとなった。
通常であればフライアウトになる打球のため、身を挺した“フェイント”によってスタートが遅れてしまった走者のブレグマンは憮然とした表情。一方、結果オーライの本塁アウトこそ奪えたものの、2014年にゴールドグラブ賞を獲得したこともある名手・ラガレスは自分自身が許せないとばかりに怒りを露わにしていた。
一連のプレーを受けて、ABEMAの視聴者コメント欄は「ラッキー笑」「笑った」「カメラのアングルが最高すぎる笑」「珍プレー採用決定」と大盛り上がり。さらに「頭脳プレーきたあああ」「トリックプレーやん笑」「作戦通りのズッコケ」など、ラガレスによる意図的かつ高度な作戦ではないかと冗談を飛ばすファンも続出していた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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