<大相撲九月場所>◇三日目◇14日◇東京・両国国技館
前頭十枚目・妙義龍(境川)と前頭九枚目・英乃海(木瀬)の一番で、立ち合いのタイミングが合わず一方的に押し出した妙義龍が“キョトン顔”になる一幕があった。妙義龍本人だけではなく、観客も立ち合い不成立と思ったためか館内はしばし騒然。館内に漂った不思議な空気を受け実況は「不完全燃焼でした」とコメントした。
時間いっぱいとなり、蹲踞の姿勢を取った両者。先に手をついて鋭く前に出た妙義龍に対して、反応が一瞬遅れてふわりと上体を起こした英乃海がそのまま力なく押し出される展開に。「立ち合い不成立か」といった空気が漂ったが、行司軍配は妙義龍に上がって3勝目を挙げた。しかし、勝った妙義龍は押し出した後に「あれ!?」と呆気にとられた表情を浮かべ、騒然となる館内をキョロキョロ見回す姿が印象的だった。
取組を受けて、ABEMAで実況を務めた清野茂樹アナウンサーは「立ち合い合いませんでした」「いやー、これは不完全燃焼でした」とポツリ。同じく解説を務めた元関脇・安美錦の安治川親方も「手はついていたと思うので、なぜ力を抜いたのかな」と指摘しつつ、「これはやはり観に来ているお客さんも楽しみにしていただけに残念ですが、妙義龍としてはしっかりやることをやりました」とコメントした。
予期せぬ立ち合いの結果、不完全燃焼となってしまった一番にファンからも「え!?」「どうした」「あれま…」「合わなかった」「もったいない」といった驚きの声が続々と寄せられた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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