PSVに所属している日本代表MF堂安律が、マインツへの移籍に近づいているようだ。ドイツメディア『ビルト』が5日に報じている。

 マインツは以前から堂安に関心を示していることが報じられており、今季終了後には本格的に獲得に乗り出すと予想されていた。今回の報道によると、マインツは既に堂安と条件面で合意に至っているという。残すはクラブ間交渉となっているが、PSVは移籍金400万ユーロ(約5億5000万円)から500万ユーロ(約6億9000万円)ほどを要求しており、金額面をクリアできれば堂安のドイツ行きの可能性は非常に高まっている模様だ。

 現在23歳の堂安は、今シーズンのエールディビジ第31節終了時点で22試合に出場し7ゴールをマークしている。ヨーロッパリーグ(EL)、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)でもピッチに立っており、公式戦通算では37試合出場10ゴールを記録。主力として活躍中だ。PSVはKNVBカップでは優勝を達成しており、エールディビジでは現在2位につけている。

 昨シーズン、堂安はビーレフェルトへのレンタル移籍を経験。ブンデスリーガ34試合に出場し5ゴールを挙げるなど主力として成長を遂げ、今季からPSVへと復帰していた。ドイツでのプレー経験がある堂安は、今季限りでPSVを離れ、マインツへと活躍の場を移すこととなるのだろうか。今後の動向に注目が集まっている。