右サイドの攻防は見ごたえがありそうだ

日本サッカー協会は6月の親善試合を戦う日本代表を発表した。今回は通常よりも多めの28人が招集されており、伊藤洋輝が初招集。菅原由勢が久しぶりの復帰となるなど、サプライズ招集も多く見られた。その中で特に期待したいのは菅原だ。

名古屋グランパスでプロとなり、2019年からオランダのAZでプレイしている菅原。当初は期限付き移籍だったが、見事信頼を勝ち取り、2025年までの完全移籍の契約を結んだ。

21歳と若いサムライのポジションは右サイドバックだ。ユーティリティ性に富んだ選手で、センターバックに右サイドハーフなど様々なポジションで起用されている。前線で使われた際はゴールも奪っており、森保一監督がどう使うのか注目だ。

今回は酒井宏樹が怪我で招集外、冨安健洋も怪我で起用が難しい状況であり、右SBの人選に注目が集まった。川崎フロンターレの山根視来は素晴らしい選手だが、どちらかといえば攻撃的な駒であり、守備に強みを置ける菅原が選ばれている。

菅原の守備強度の高さはスタッツに表れている。データサイト『SofaScore』によればタックル成功数79回はチームトップ、地上戦でのデュエル勝利数128回、クリア数45回、インターセプト数26回はチーム上位の成績であり、今季の充実ぶりがうかがえる。

より守備が重要となるブラジル戦では菅原の先発が濃厚か。対峙するアタッカーはヴィニシウス・ジュニオールやネイマール、ガブリエウ・マルティネッリらと予想でき、調子のいい選手をチッチ監督は選んでくるだろう。特にヴィニシウスは要注意であり、現状キリアン・ムバッペと並んで左ウイングで最も突破力と得点力のある選手だ。彼に自由を与えれば失点は時間の問題であり、菅原としては難しい仕事になるだろう。

期待されるもなかなか招集の声がかからなかった菅原。それでも、カタール大会直前で呼ばれており、素晴らしいパフォーマンスを披露できれば酒井らを押しのけて一気にファーストチョイスに躍り出る可能性はある。SNS上では「菅原が選ばれた!」「菅原の代表招集嬉しい」といった声で溢れており、期待値の高さをうかがうことができる。