サッカーブラジル代表は今年11月にFIFAワールドカップ・カタール大会を控える中、6月に韓国代表や日本代表と対戦する。そのブラジル代表メンバーであり、ユベントス所属のDFアレックス・サンドロ(31)がチーム内のポジション争いについて語った。30日、ブラジルメディア『Gazeta Esportiva』が伝えている。

 ブラジル代表は6月2日に国際親善試合・韓国戦を控える中、先週末から韓国国内で全体トレーニングを開始。パリ・サンジェルマン所属FWネイマール(30)をはじめすでに20名ほどが練習に参加している。

 また、左サイドバックを本職とする選手ではアレックス・サンドロの他にマンチェスター・ユナイテッド所属のDFアレックス・テレス(29)やブラジル1部アトレチコ・ミネイロ所属のDFギリェルミ・アラーナ(25)もメンバー入り。W杯本大会出場をかけて、この3選手によるポジション争いが繰り広げられている。

 その中、アレックス・サンドロは母国メディアのインタビューに対応。左サイドバックでの競争について「3人だけでなく、レナン・ロディも忘れてはいけないね。でも、僕を含めて3人の左サイドバックが招集されたことは興味深いよ」と今回招集されなかったアトレティコ・マドリード所属のDFレナン・ロディ(24)の存在にも言及。

 「僕たちのパフォーマンスがチェックされていることは分かっている。(韓国戦と日本戦は)ワールドカップ出場のチャンスを得るために、僕たちの仕事を見せる大きな機会なんだ。お互いに尊重して、その中で最大限の力を発揮するよ」と意気込みを語っている。

 また、ブラジル代表の特徴を聞かれると「正直サイドバックでのプレーは簡単なものではない。だけど、ネイマール、ヴィニシウス(・ジュニオール)、ラフィーニャのような偉大な選手と練習すれば、試合に向けて準備するのは簡単だ。それにブラジル代表は間違いなく、こうした1対1で強みを持っている選手を最も多く抱えるチームだよ」と回答。個人能力が求められる場面で相手よりも優位に立てると見解を述べた。