クロアチア代表のキャプテンを務めるMFルカ・モドリッチが、ブラジル代表撃破を喜んだ。スペイン『マルカ』が伝えた。
【写真】モドリッチがブラジルの選手たちを慰める
9日、カタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝でクロアチアはブラジル代表と対戦した。
日本とのPK戦を制してベスト8に進出したクロアチアと、韓国代表を圧倒してベスト8に進出したブラジル。4年前の準優勝という悔しさを晴らすために戦うクロアチアだったが、試合はこう着状態となり90分を終えて0-0のゴールレスとなる。
すると延長前半にネイマールのゴールでブラジルが先制。ピンチが訪れた中、延長後半にブルーノ・ペトコビッチが値千金の同点ゴール。PK戦に突入した。
そのPK戦では日本代表戦でもPK3本を止めたGKドミニク・リヴァコビッチが再びセーブ。4-2でクロアチアが勝利し、2大会連続で準決勝に進出した。
試合後、『マルカ』のインタビューに応じたモドリッチは「信じられない気持ちだ。僕たちはまた準決勝に進めてとても嬉しい」とコメント。喜びを露わにした。
また「2018年よりも驚くべきことか?」という質問に対しては「比較することは難しい。当時、僕たちは歴史を作っていたけど、今はそれを繰り返したいと思っている。できれば、さらに一歩前進したいね」とコメント。前回は決勝で敗れただけに、悲願のW杯制覇を目指したいと意気込みを語った。
現在モドリッチは37歳。今大会を最後にクロアチア代表を引退するのではないかという見方もある一方で、ズラトコ・ダリッチ監督やチームメイトは、まだまだ代表チームに必要であるとコメントしている。
モドリッチは将来については「見てみよう。どうなるかわからない」とコメント。今は準決勝に集中すると語った。
「僕は今に集中している。未来には目を向けていない。準決勝の後、どうなるかを見てみよう」
クロアチアはオランダ代表にPK戦で勝利したアルゼンチン代表と13日に対戦する。
【写真】モドリッチがブラジルの選手たちを慰める