ブラジル代表は、6月2日にソウル・オリンピックスタジアムで韓国代表、同6日に国立競技場で日本代表と対戦する。

 話題となっているのが、韓国で観光を楽しむ様子だ。5月28日には人気のテーマパーク「エバーランド」、翌29日にはパノラマ展望で有名な「南山タワー」に足を運び、一行は大はしゃぎ。さらにその日の夜、エースのネイマールはソウルの河南にあるクラブを訪れて、明け方5時まで楽しんでいたという。『BBC KOREA』によれば、シャンパンなどを注文し、一晩で1200万ウォン(約120万円)以上を使ったというから驚きだ。

 そんななか、「メイマールがクラブで1200万ウォンを使ったのは高度な作戦だった!」と題した記事を掲載したのが、韓国メディア『スポーツソウル』だ。

「ネイマールなどブラジル代表チームは訪韓するとすぐに遊びに行って酒も飲んだ。一部では、彼らが韓国に観光に来たのではないかという声まで出てくるほどだった。しかし、こうした行動は韓国戦を控えたブラジル代表の『高度な作戦』であることが明らかになった」

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    記事は、前述したようなセレソンの行動を紹介したうえで、「ブラジル代表がこのような行動をするは理由があったようだ。外信は『ブラジル代表が韓国で観光を楽しむのは時差に適応するためだ』と説明した」と伝え、こう続けている。

「実際、ブラジル・メディア『Globo』は最近の報道で『ブラジル・サッカー協会技術委員会は選手たちがホテルだけに留まったら(時差のせいで)昼寝をすることになり、夜に眠れないのではないかと心配している』とし、選手たちが韓国を観光した背景を明らかにした。韓国との強化試合を控え、時差の適応に苦労する選手たちのパフォーマンスを引き上げるための『作戦』だったわけだ」

 実際のところは分からないが、果たして2日の韓国戦で、「高度な作戦」の効果は出るだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部