もうすぐラ・リーガも再開

ワールドカップ・カタール大会は準々決勝で敗退となってしまったブラジル代表。その一員として戦ったFWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ・ゴエス、DFエデル・ミリトンの3選手はすでにレアル・マドリードのトレーニングに復帰したようだ。
 
優勝候補の一角として期待され、グループステージを2勝1敗で勝ち上がったカタール大会のブラジル。決勝トーナメント1回戦では韓国を4-1で下したものの、準々決勝のクロアチア戦は0-0のまま延長戦に突入。FWネイマールのゴールで先制したものの、その後追いつかれ、PK戦の末に敗退となった。
 
そんな中、ヴィニシウスは大会を通して左ウイングのレギュラーとして活躍。4試合に出場し、1ゴール2アシストという成績を残した。ロドリゴは途中出場がメインだったものの、グループステージ第2戦のスイス戦ではMFカゼミロの美しい決勝点をアシスト。ミリトンは主に右サイドバックとしてブラジルの堅守を支えた。
 
スペイン『AS』によれば、31日に予定されているラ・リーガのレアル・バジャドリード戦に向け、この3選手は月曜日にレアルのトレーニングに復帰したという。ブラジルは10日にクロアチアに敗れてカタール大会を後にしていたため、2週間ほどの休暇となったようだ。
 
残すは3位決定戦まで戦ったMFルカ・モドリッチ、決勝まで戦ったMFオーレリアン・チュアメニとMFエドゥアルド・カマヴィンガとなっており、彼らは水曜日のトレーニングから復帰するようだ。
 
ヴィニシウスは今季レアルで公式戦10ゴールを決めていて、チーム得点王に君臨。プレイタイムも1750分でチーム最多となっている。バジャドリード戦までにコンディションを取り戻せるかはわからないが、シーズン後半戦も彼のパフォーマンスには期待がかかる。
 
ロドリゴも今季はさらに出番を増やしており、公式戦7ゴールはチーム3位の成績。プレイタイムは1357分でチーム5位となっている。ミリトンは変わらず最終ラインの中心選手の1人として活躍中で、今後も継続してプレイすることが求められる。
 
現在レアルは宿敵バルセロナの後塵を拝しており、勝ち点差2でリーグ2位につけている。取りこぼしを避けながら辛抱強くバルサがつまずくのを待ち、再び首位の座を奪還したいところ。そのためにも、このブラジル人トリオが引き続きチームを引っ張っていくことが望まれる(データは『FBREF』より)。