UEFAネーションズリーグ(UNL)2022-23のリーグAグループ2第2節、ポルトガル代表vsスイス代表が5日に行われ、4-0でポルトガルが勝利した。
2日に行われた前節のスペイン代表戦をドローで終えたポルトガルは、その試合から先発を6人変更。アンドレ・シウバやベルナルド・シウバ、ラファエル・ゲレイロ、GKジオゴ・コスタらに代えてクリスティアーノ・ロナウドやジョタ、ネヴェス、GKルイ・パトリシオらを起用。オタビオ、C・ロナウド、ジョタを3トップに並べた[4-3-3]で試合に臨んだ。
一方、チェコ代表に惜敗し黒星スタートとなったスイスは、前節から先発を6人変更。GKゾマーやエンボロ、フロイラーらに代えてセフェロビッチ、シャキリ、シュテフェン、GKコベルらを起用。また、ウォーミングアップ中にバルガスが負傷し急遽ロトンバが先発で起用された。
試合は開始早々にスイスがゴールネットを揺らす。5分、シャキリの右CKからゴール前で混戦が生まれると、最後はセフェロビッチがゴールに流し込んだが、VARの結果、直前の競り合いでペペのクリアボールがシェアの左手に当たっており、ハンド判定でゴールは取り消された。
対するポルトガルは15分、ペナルティアーク手前で獲得したFKからC・ロナウドが強烈なシュートでゴールを脅かすと、GKコベルが弾いたボールをゴール前のW・カルバーリョがゴールに押し込んだ。
その後は一進一退の攻防が繰り広げられる中、ポルトガルが35分に再びスコアを動かす。ロングパスから右サイドのスペースに抜け出したブルーノ・フェルナンデスの折り返しをボックス内のジョタが落とし、最後は走りこんだC・ロナウドが右足で豪快にネットを揺らした。
ポルトガルは39分にも、ブルーノ・フェルナンデスのパスでボックス左深くから侵入したヌーノ・メンデスの折り返しを受けたジョタが素早い反転からシュート。これは相手GKに弾かれたが、こぼれ球をC・ロナウドが押し込み、3-0で前半を終えた。
迎えた後半、先にチャンスを作ったのはホームチーム。51分、自陣からカウンターを仕掛けるとブルーノ・フェルナンデスのサイドチェンジをボックス右で受けたオタビオの折り返しからC・ロナウドがゴールネットを揺らしたが、オフサイドディレイによりゴールが認められず。
その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。そんな中、ポルトガルは68分に途中出場のベルナルド・シウバのスルーパスでDFの裏に抜け出したカンセロが飛び出したGKをかわし、無人のゴールへ流し込んだ。
さらにポルトガルは82分、左サイドサイドをドリブルで持ち上がったレオンがボックスライン付近でK・ムバブに倒されると、主審はPKを宣告。しかし、VAR検証の結果、倒された位置がボックス手前と判定され、PKは取り消された。
結局、試合はそのまま4-0でタイムアップ。C・ロナウドの2ゴールなどでスイスを粉砕したポルトガルが今大会初白星。一方のスイスは、痛恨の連敗となった。