日本代表は6日、キリンチャレンジカップ2022でブラジル代表と対戦し、0-1で敗れた。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽日本代表採点
※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし
GK
12 権田修一 5.5
PKでの失点は致し方なし。27分のネイマールの巻いたシュートはブラインドになり、難易度の高いセーブとなった。
DF
5 長友佑都 6.0
一発目で伊東と被った際には悪評を覚悟したが見事修正。試合中に連携面を向上させ、カウンターに対するカバーもさすがの一言。
(→山根視来 -)
4 板倉滉 6.0
エラシコに対しては粘り強く対応し、ネイマールに仕事をさせず。ファウル数は気になるが、相手エースのフラストレーションを溜めたと考えれば◎。
22 吉田麻也 6.0
前半の深いライン設定は意図的か。後半は一段高めにして攻勢を掛けろというメッセージを発信した。
20 中山雄太 5.5
ハフィーニャとダニエウ・アウベスのコンビに後手を踏む。攻守いずれも一列前の南野とかみ合わなかった印象が残る。
MF
6 遠藤航 6.5
最強軍団相手に一歩も引かず、ポゼッション時の顔出しも抜群で攻撃の起点にも。奮闘していただけに微妙な判定となったPK関与だけが悔やまれる。
8 原口元気 6.0
ミドルゾーンでの守備は文句のつけようがなく、前半無失点に貢献。特に前半終了間際のディレイは秀逸だった。
(→鎌田大地 5.5)
攻撃のスイッチ役として期待されるも、際立ったシーンを作れず。速攻のチャンスも主審に阻まれた。
17 田中碧 5.5
インターセプトを幾度か披露。前半は押し込まれた際にボックスまで下がることが多く、中盤を空けることになったのが玉に瑕。
(→柴崎岳 -)
FW
14 伊東純也 6.0
ドリブル突破は世界にも武器になることを証明し、長友とも好連携を見せた。
(→堂安律 5.5)
守勢の状況を逆転するには至らず。セットプレーからチャンスには絡んだが…。
10 南野拓実 5.0
ボールタッチの機会が少なかったうえに、パスミスやロストが散見。FKはナイスブロックだったが…。
(→三笘薫 5.5)
得点に絡む働きを期待されるも、得意の突破を生かし切ることはできなかった。
19 古橋亨梧 5.0
チーム全体が守備に追われたためにほぼ見せ場なし。後半頭にファーストシュートを放ったが、前線としては悩ましいゲームに。
(→前田大然 5.5)
後半27分のパスは前田でなければ追い付けない。89分にはプレスでアリソンに冷や汗をかかせる。
監督
森保一 6.0
FIFAランキング1位のベストメンバーに対し、最少失点は評価できる。鎌田や三笘といった攻勢のための一手が機能しなかったが誤算か。
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
遠藤航(日本代表)
球際の勝負、持ち出しが高水準。攻守において世界トップと渡り合えると証明した。PKは不運と捉えるしかない。もちろん決勝点となってしまっただけに、親善試合でなければ評価は変わる。
日本 0-1 ブラジル
【ブラジル】
ネイマール(後32)【PK】