サッカー日本代表は6日、キリンチャレンジカップ2022・ブラジル代表戦で0-1と敗れた。試合後にはFIFAワールドカップ・カタール大会優勝候補のブラジル代表相手に善戦したという声が上がっているが、横浜FC所属のMF安永玲央(21)が自身の意見を述べている。

 安永玲央は試合終了直後に自身のツイッターアカウントを更新。「日本はブラジル相手によく頑張った〜ってみんな言うけど、それでは勝てる日はまだ近くないなぁ」と投稿し、カタールW杯にむけての“楽観ムード”に対して苦言を呈した。

 日本代表は前半からブラジル代表に主導権を握られたものの、ゴール前での粘り強い守備により無失点で後半へ折り返す。そして後半もブラジル代表の猛攻に耐えていたが、77分にパリ・サンジェルマン所属FWネイマール(30)のPKから失点。終盤にかけてゴールに迫る姿勢を見せたが最後までゴールネットを揺らせなかった。

 その日本代表は、カタールW杯グループリーグでW杯優勝経験国のドイツ代表やスペイン代表と対戦する。そのためFIFAランキング1位のブラジル代表相手に善戦したことが今後につながるという見方が広まっていた。

 なお、安永玲央は2019年から横浜FCのトップチームでプレー。昨季終了後に元日本代表MF中村俊輔(43)の背番号「10」を受け継いだが、今季はここまで明治安田生命J2リーグでわずか3試合の先発出場にとどまっている。また、同選手は年代別代表も含めて日本代表招集歴がない。