UEFAネーションズリーグ(UNL)2022-23リーグA・グループ1の第2節、クロアチア代表vsフランス代表が6日に行われ、1-1で引き分けた。

3日前にホームで行われたオーストリア代表戦を0-3と完敗したクロアチアは、代表通算150試合目の出場となるモドリッチが先発となり、ブロゾビッチ、コバチッチと中盤を形成した。

一方、デンマーク代表に1-2と逆転負けして黒星スタートとなった前回王者フランスは、チュアメニ以外の10選手を変更。ムバッペが負傷欠場、ベンゼマやグリーズマンらがベンチスタートとなった中、ベン・イェデルを最前線に、エンクンクをトップ下で起用した。

ゆったりとした展開で立ち上がった中、クロアチアが18分に先制のチャンス。コバチッチのスルーパスに抜け出したブディミルがボックス左に侵入。GKと一対一となったが、シュートはメニャンに止められた。

その後もほぼ互角のポゼッションで推移した中、今度はフランスに先制のチャンス。31分、ディアビのスルーパスに抜け出したエンクンクがボックス右に侵入。シュートを決めきったが、わずかにオフサイドだった。

ハーフタイムにかけてもゆったりとした展開で推移すると、39分にもフランスに好機。エンクンクのスルーパスに抜け出したディアビがボックス右まで侵入してシュート。しかし、GKリヴァコビッチにセーブされた。

ゴールレスで迎えた後半、52分にフランスが試合を動かす。ベン・イェデルのスルーパスに抜け出したラビオがボックス左に侵入。GKとの一対一を確実に制した。

失点を受けてクロアチアが前がかる中、フランスは76分に追加点のチャンス。エンクンクがヴィダのパスをカットしてラストパス。これを受けたグリーズマンがボックス右に侵入してシュートを放ったが、GKにセーブされた。

すると80分、クロアチアがPKを獲得する。ボックス内でクラマリッチが倒されてPK判定が下ると、当初はオフサイド判定だったものの、VARが入ってプレーが認められた。

このPKをクラマリッチ自ら決めてクロアチアが同点とすると、終盤にかけてはオープンな展開に。それでも互いに勝ち越しゴールを奪うには至らず引き分け決着。

モドリッチの節目の試合をクロアチアがドローに持ち込んでいる。