今夏の移籍市場で去就が注目を集めている日本代表MF南野拓実(27)だが、リバプールは売却価格を設定したようだ。イギリス『BBC』が伝えた。

2020年1月にザルツブルクからリバプールへと完全移籍した南野。2020-21シーズンの後半はサウサンプトンへのレンタル移籍を経験したが、今シーズンは1年間を通してリバプールでプレーした。

しかし、世界屈指のタレントが集まるチームにおいて出番は限られ、プレミアリーグでは11試合に出場し3ゴールに終わっていた。

カップ戦ではEFLカップ(カラバオカップ)で5試合4ゴール1アシスト、FAカップでは4試合で3ゴールを記録。チームの優勝に大きく貢献していたが、どちらの決勝でも出番は与えられず、厳しい立場にあることは明白だった。

ユルゲン・クロップ監督は高く評価する一方で、それ以上にチームにとって重要で貢献している選手がいる状況。序列を上げることがかなり難しいと見られる南野には、多くのクラブが関心を寄せている。

プレミアリーグのクラブでもリーズ・ユナイテッドやウォルバーハンプトン、古巣のサウサンプトン、来季から昇格するフルアムが興味を持っているとされ、その他にもリーグ・アンのモナコも関心を持っているという。

チームに留めたいと思われる一方で、残り契約は2年ある南野。リバプールは売却することを考え、南野の値段を1700万ポンド(約28億6000万円)に設定したとのことだ。

日本代表では10番を背負い、リバプールでは通算55試合14ゴール3アシストを記録した南野。来季はどのユニフォームを着ているのだろうか。