現地時間6月8日、メキシコのTV局『TV Azteca』は、国際サッカー連盟(FIFA)が南米予選を4位で突破したエクアドルのカタール・ワールドカップ出場を取り消し、チリの代替参加を決定したと発表した。近日中に公式発表すると伝えている。
エクアドル代表を巡っては、主力としてカタール・ワールドカップの南米予選に8試合出場した23歳のDFバイロン・カスティージョに国籍を偽装した疑いが浮上。チリ・サッカー協会(FFC)がFIFAの規律委員会に異議申し立てをし、調査が行われていた。それが「クロ」という結論に至ったということだ。
記事によれば、カスティージョが出場した全8試合をエクアドルの黒星とした場合、南米予選7位だったチリが出場圏内の4位に繰り上がり、カタール行きの切符を手にするという。そもそも、FFCが異議申し立てをしたのは、もちろんそれを認識していたからだ。
ただ、正式発表された場合、エクアドル側がすんなり受け入れるのか、チリに代替出場で出場権を逃した他の国が納得するのかなど、物議を醸すことになりそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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