FIFA(国際サッカー連盟)は、エクアドル代表のFIFAワールドカップ・カタール大会出場権をはく奪するようだ。8日、メキシコメディア『TVアステカ』が報じている。

 エクアドル代表はカタールW杯南米予選でペルーやコロンビア、チリとの本大会出場権争いを繰り広げると、4位で終了。大陸間プレーオフ圏内の5位ペルーに2ポイント差をつけて本大会出場を決めていた。

 ただ、今年4月末になってFWバイロン・カスティージョ(23)の出生地を巡る疑惑が浮上。カスティージョは昨年9月2日のW杯南米予選・パラグアイ戦でエクアドル代表デビューを飾っていたが、パラグアイサッカー協会は同選手の出生地がエクアドルではなくコロンビアであるという指摘。それでもカスティージョはパラグアイ戦を含むW杯南米予選8試合でプレーしていた。

 また、エクアドル側はカスティージョが1998年11月10日にエクアドル国内で生まれたと主張。しかし、1995年7月25日に隣国コロンビアで生まれ、3年後にエクアドルで登録されたという調書が発覚したことにより、年齢詐称の可能性も伝えられている。

 そんなエクアドル代表を巡っては、チリサッカー連盟がエクアドル代表のW杯出場権はく奪を求めてFIFAに提訴。FIFAが調査を行っているとみられていたが、数日以内にもエクアドル代表のW杯出場権取り消しを公式発表するという。

 またエクアドル代表戦の試合結果の扱いに関する決定について、FIFAがどのような決定を下したのが具体的に報じられていない。しかし、カスティージョの出場した8試合でエクアドル代表の不戦敗、勝ち点没収となる可能性が以前から伝えられており、その場合にはチリ代表が4位に浮上。エクアドル代表にかわってW杯本大会に出場することになるようだ。

 なお、チリ代表は今月6日に国際親善試合・韓国戦で0-2と敗北。韓国戦後に来日しており、昨日は神戸市内でトレーニングを行っていた。14日に日本代表と対戦する可能性がある中、果たしてW杯出場という吉報は届くのだろうか。