UEFAネーションズリーグ(UNL)2022-23のリーグ1・グループ4第2節、ベルギー代表vsポーランド代表が8日に行われ、6-1でベルギーが勝利した。
3日に行われた初戦のオランダ代表戦で敗戦し黒星スタートとなったベルギーは、その試合から先発を4人変更。ルカクやヴァナケン、ムニエ、ボヤタに代えてバチュアイ、カラスコ、ティーレマンス、デンドンケルを先発で起用した。
一方、延期された欧州予選プレーオフの影響で1日に行われた初戦のウェールズ代表を逆転勝利で飾ったポーランドは、その試合から先発を5人変更。ブクサやクリヒ、GKグラバラに代えてヤクブ・カミンスキや セバスティアン・シマンスキ、GKドラゴウスキを先発で起用した。
試合は開始早々にベルギーが決定機を創出する。4分、デ・ブライネの鋭い縦パスをボックス内で受けたバチュアイが反転からシュート。さらに左ポストに弾かれたボールをアザールが詰めたが、シュートはゴール右に外れた。
ベルギーは5分にも、カウンターからデ・ブライネの横パスをペナルティアーク内のアザールがヒールで繋ぐと、ゴール前のバチュアイが右足で流し込んだが、これはオフサイドの判定で取り消された。
その後もポゼッションで上回るベルギーが、やや押し気味に試合を進めたが、ポーランドが少ないチャンスで先制に成功する。
28分、スローインを受けたジエリンスキがボックス左からカットイン。横パスをペナルティアーク内のシマンスキがワンタッチではたくと、ゴール前に抜け出したレヴァンドフスキがワントラップから左足でゴールネットを揺らした。
先制を許したベルギーだが、すぐに反撃に出る。すると42分、カラスコのパスでボックス左深くまで侵入したデ・ブライネが角度のない位置からシュート。これは相手GKに弾かれたが、こぼれ球をカスターニュが落とすと、最後はボックス手前のヴィツェルが強烈なミドルシュートをゴール右に突き刺した。
迎えた後半、ポーランドはクリホヴィアクとケジオラを下げてダミアン・シマンスキとベレシュインスキを投入。しかし、後半も先にチャンスを迎えたのはホームチームだった。
57分、ショートコーナーの流れからティーレマンスが右クロスを供給するとデンドンケルがヘディングシュート。さらに相手GKの弾いたこぼれ球を拾ったヴェルトンゲンの落としからアザールがミドルシュートを放ったが、これもGKドラゴウスキのセーブに阻まれた。
決定機を逃したベルギーだが、直後に勝ち越しに成功する。59分、中盤でアルデルヴァイレルトがうまくボールを突っつくと、こぼれ球が前線のアザールにつながりカウンター。ドリブルで持ち上がったアザールのラストパスをボックス内で受けたデ・ブライネがゴール右隅に流し込んだ。
逆転に成功したベルギーは、66分にアザールを下げてトロサールを投入。すると78分、バチュアイのパスでボックス右から侵入したトロサールが切り返しでDFをかわし左足でゴールネットを揺らした。
完全に主導権を握ったベルギーは、80分にもショートコーナーの流れからボックス左でパスを受けたトロサールが右足を振り抜くと、狙いすましたシュートがゴール右に吸い込まれた。
ベルギーはその3分後にも、バイタルエリア手前でパスを受けたデンドンケルがドリブルが強烈なロングシュートをゴール左隅に突き刺し、5点目を奪取。
試合終了間際には代表デビューとなるオペンダにもゴールが生まれたベルギーが、大量6ゴールを奪いポーランドに圧勝した。