ベルギーで得点を重ねる原大智

今季アラベスからシント・トロイデンへと期限付き移籍した原大智。昨季の得点源であった鈴木優磨が抜けた中で躍動し、チーム内トップの8得点を記録した。

残留も予想されていた原だったが、アラベスへ復帰を決断。来季の動向は未定ではあるものの、スペイン2部へと降格したチームでの活躍にも期待されるところだ。今季は191cmの長身を生かし、空中戦の強さを見せており1試合平均勝利数では「4.8」を記録するなど、屈強なDFも多いベルギーリーグで存在感を発揮している(データは『SofaScore』より)。

またJ3では2019年に19ゴールを挙げて得点王に輝き、今季も初挑戦のベルギーで8ゴールと得点力の高いストライカーだ。現在の日本代表において攻撃陣でもっとも身長が高い選手が上田綺世(182cm)であり、彼よりも10cm近く大きい原は、最前線でのポストプレイ役として適任だ。また足元の技術も正確であり、高さを生かしながら森保ジャパンでもゴール前での起点となれるだろう。

パラグアイ戦では浅野拓磨が3トップの中央を務めており、ブラジル戦では古橋亨梧が先発に名を連ねたが、やはり森保一監督の日本代表では、大迫勇也のような最前線から起点となれるFWが必要だ。原であればその役割を高いクオリティで担うことが可能だろう。彼のような存在も日本代表で見てみたい逸材の1人だ。