21-22シーズンのリーグ戦はノーゴールに終わっている
UEFAネーションズリーグを戦うベルギー代表は9日にポーランド代表と対戦。ロベルト・レヴァンドフスキに先制を許すも、42分アクセル・ヴィツェルのゴールを皮切りに計6ゴールを決め、6-1と快勝を収めた。
この日大活躍だったのがケビン・デ・ブライネだ。ベルギーを代表するチャンスメイカーは正確なパスで好機を演出しており、1ゴールを記録している。キーパス1、ビッグチャンスクリエイト数1と攻撃を操っており、大勝の立役者となった。
しかし10番を背負うエデン・アザールはデ・ブライネの活躍の陰に隠れてしまったか。狭いエリアで見せるワンタッチパスでの打開は健在だが、自慢のドリブルは鳴りを潜めており、まだまだ絶好調ではないように思える。
アザールが16ゴール15アシストを記録したチェルシー時代のような輝きを取り戻すことができなければワールドカップ・カタール大会でベルギーが好成績を残すことは難しい。守備陣は依然トビー・アルデルヴァイレルトとヤン・フェルトンゲンがディフェンスリーダーと世代交代が進んでおらず、前線ではアザールに続いてロメル・ルカクもクラブでは不調だ。デ・ブライネは素晴らしいプレイヤーだが、彼を抑えられた際にトップレベルで活躍できる選手が少ない。
「自分のフットボールを見せるためのあらゆる条件がそろっている。足首には問題を抱えていない。フィジカル、メンタルの準備を整えて来季を迎えたい。まだ終わっていないことを示したい」
西『MARCA』ではアザールが来季に向けた抱負を語っている。現在はオフシーズンであり、開幕までには約2カ月ある。それまでにパフォーマンスレベルを上げるということだろうが、ポーランド戦でのパフォーマンスでは周りは納得させられないだろう。年齢も31歳とどこまでクオリティを取り戻せるのかは分からないが、22-23シーズンのアザールに期待だ(データは『SofaScore』より)。