ポルトガル代表のフェルナンド・サントス監督が、チェコ代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。

9日、ポルトガルはUEFAネーションズリーグ(UNL)リーグA・グループ2の第3節でホームにチェコを迎えた。

ここまで1勝1分けとなっているポルトガルは、立ち上がりから支配しながらもゴールを奪えず。それでも33分にジョアン・カンセロが先生ゴールを記録すると、38分にはゴンサロ・ゲデスが続き、2点をリードする。

その後は試合のペースが上がらないポルトガル。徐々にチェコに押し込まれることになったが、最後まで失点せずに2-0で勝利をおさめた。

グループ首位に立っているポルトガル。サントス監督は、勝利を喜ぶ一方で、連戦による疲労の影響で、パフォーマンスが上がらなかったと振り返った。

「常に譲らないことが重要だ。結果は公平以上のものだ。最初の20分間は、良いスタートとポゼッションで試合をコントロールしたが、あまり生産的ではなかった。ただ、試合をコントロールし、チェコの反撃を許さなかった」

「20分が経過し、我々はよりボールを深い位置で回し始め、そのエリアに到達して崩したいと思っていた。それはとても上手くいった」

「2ゴールを決めたが、さらに2ゴールを決めることもできた。それより前は、ゴール前での攻撃にダイナミズムが欠けていた」

「試合はスローダウンした。ポルトガルがコントロールしたが、深い攻撃をできず、相手を引かせてしまった。スペースが少なく、動きを合わせるのが難しくなった」

「2、3回はリスクを冒したかもしれない。疲労もあり、一部の選手がプレスをあまりかけられず、その分相手がプレーしてボールを多く持つこととなった。疲労の結果だろう」

次節はアウェイでのスイス戦。難敵相手のアウェイゲームとなる。スイス戦に向けては、疲労を考慮して一部の選手の休養も考えなければいけないとした。

「スイス戦?様子を見よう。実際、ある程度の疲労の兆候が見られている。当然だ。一部の選手は、他の選手よりも目立っている」

「ベルナルド(・シウバ)は電池が切れていた。彼はとても影響力を持っているが、彼がガス欠になるとより難しい状況になる」

「ただ、それは彼だけではない。一部の選手、特に深い位置から攻撃を仕掛けなければいけない選手たちは、エネルギーを失っていた」