日本代表は6月14日、キリンカップサッカー2022の決勝で、チュニジア代表とパナソニックスタジアム吹田で対戦。55分に吉田麻也が献上したPKで先制されると、その後もミスから失点を重ね、0-3の惨敗を喫した。

 ワールドカップ本大会で対戦するスペインのメディア『BESOCCER』もこの試合に注目。「日本はチュニジアにキリンカップを与え、ワールドカップの“誇大広告”を失う」と皮肉めいた言葉で結果を伝え、こう綴っている。

「日本は、スペインと同じグループを戦うカタール・ワールドカップの準備となる夏のフレンドリーマッチ最後のゲームで、残念なイメージを与えた。彼らは守備のミスを重ねてクラッシュし、チュニジアに0ー3で屈したのだ」

【動画】「吉田は寝ていた」とスペインメディアが酷評した日本の失点シーン
 前半については、「サムライブルーは明確な支配者であり、ウイングの伊東純也と南野拓実のスピードで相手に多くの問題を引き起こした。彼らの恐怖は(チュニジアの)セットプレーだけだった」と評価した。

 一方、PKを献上した場面では、クリアミスと吉田のスライディングという「2つのミスがあった」と指摘。連係ミスを突かれた2点目についても、「日本のキャプテンである吉田が眠りに落ちた」とこき下ろした。

 日本の反撃に関しては、「森保(一)監督は、三笘(薫)、古橋(亨悟)、堂安(律)、久保(建英)を投入して攻撃を強化したが、チュニジアの守備は綻びを見せず、ゴールをこじ開けることができなかった」と伝えている。

 スペインのメディアには「取るに足らない相手」と映ったのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部