現地時間6月14日にカタールで開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)の大陸間プレーオフで、オセアニア予選1位のニュージーランドが、北中米・カリブ海予選4位のコスタリカと対戦。0―1で敗れ、本大会出場を逃した。

 開始3分で先制を許したニュージーランドは39分、主砲のクリス・ウッドがネットを揺らすも、クロスを上げたマシュー・ガーベットに遡ってファウルがあったとして、オンフィールドレビューの末に得点は認められない。

 さらに、69分には、60分に投入されたばかりのコスタ・バルバルセスが危険なタックルを仕掛けたとして、痛恨の一発レッド。ニュージーランドにとっては、厳しい判定となった。

【動画】ゴール取り消しは妥当? ニュージーランド指揮官が激怒したシーン
 試合後、怒りを爆発させたのがニュージーランドのダニー・ヘイ監督だ。母国メディア『Stuff』によれば、判定について「100パーセント失望した」と語った指揮官は、UAEのモハメッド・アブドゥラ・ハッサン・モハメド主審だと知った時、「(欧州の審判団だった前日の)オーストラリア対ペルーと同じクオリティのレフェリーではないと思った」と本音を吐露。中東のセットを割り当てた国際サッカー連盟を批判した。

「FIFAは間違いを犯した。彼らは、明らかにこのレベルで試合を裁いたことがない誰かを担当させ、我々を失望させた」

 W杯出場を懸けた大一番だっただけに、ニュージーランド側の怒りはしばらく収まることがなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部