6月の4連戦を2勝2敗で終えた日本代表。最終戦となった14日のキリンカップサッカー2022決勝のチュニジア代表戦は0-3での完敗を喫した。
【動画】1失点目直後…ベンチを飛び出し鼓舞する原口
チュニジア戦は前半を0-0で折り返すも、後半開始早々に失点。そこからバランスを失っていくとミスを重ね、最終的に3失点を喫する苦しい展開だった。
日本サッカー協会の公式YouTubeチャンネル『JFA TV』は16日、決勝の舞台裏を公開。試合前後やロッカールームの様子をアップした。動画には試合中のベンチも映し出されているが、誰よりも声を出していたのがMF原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)だ。
先制を許したチュニジアのPKの場面。ハーフタイムで交代していた原口は、ただ1人ベンチの前に立ってキックの瞬間を見守る。PKを決められ一度はベンチに座るものの、すぐに再び立ち上がると、ベンチを飛び出して手を叩きながら声を出し、失点に意気消沈するイレブンを鼓舞した。
しかし、日本は76分にも守備陣の連係ミスから失点。予想外のプレーに誰もが気を落としてしまう。その中、原口だけはやはりベンチを飛び出し、タッチライン近くにいたMF三笘薫に声を掛けていた。
この熱い姿にはファンも反応。「原口の盛り上げてる感じいい!絶対に本戦に必要だと思う」、「失点したチームを鼓舞する原口の姿に感動」、「失点シーンの原口の立ち振る舞いはさすがですね」、「こういう選手は必ず必要」、「ベンチにいる選手も一緒に闘ってる」、「本当カッコいい」、「熱い男だ」といった賛辞の言葉が寄せられている。
31歳になり、前回のW杯を経験していることからも日本代表の中では年長組に数えられる原口。その選手がベンチでチームを鼓舞する熱意は他の選手たちにも届いているのではないだろうか。
【動画】2失点目直後…森保監督や原口らベンチの反応