いいレベルの相手だ

ワールドカップ・カタール大会に向けた強化試合を6月に4試合行った日本代表。次は9月に2試合予定されており、それが終わると11月の本戦になる。西『AS』では9月の対戦相手の一つがアメリカ代表になる可能性があると報じている。日本サッカー協会の反町康治技術委員長は16日オンライン取材に応じており、その際に国名は明かさなかったが、9月の2ゲームの対戦相手はワールドカップ本戦に出場するチームであるとコメントした。

日本代表としてはスペイン代表やドイツ代表のような欧州勢と戦うことで仮想スペイン、仮想ドイツとしたいが、9月の代表ウィークはUEFAネーションズリーグが開催されており、マッチメイクすることができない。もう一つの対戦相手もエクアドル代表といわれており、大会までに欧州勢とカードを組むのは厳しそうだ。アメリカ代表のFIFAランキングは日本よりも高い15位となっている。

それでもアメリカ代表と戦うことができるのは得られるものが大きいだろう。どうしても他のスポーツのイメージが強い同国だが、2002年の日韓ワールドカップでベスト8入りしており、日本よりも先に進んでいる。選手を見ても欧州で戦っているプレイヤーは多く、戦力は日本の少し上といったイメージか。

代表する選手でいえばチェルシーのFWクリスティアン・プリシッチだ。クラブでも代表でも10番を背負っており、チームの中心人物だといえる。テクニックのあるドリブラーで、両足から正確なシュートを放つことができる。今季のチェルシーではリーグ戦で1286分しかプレイできていないが、6ゴール2アシストと計8得点に絡んでいる。日本代表では酒井宏樹や長友佑都が対峙する可能性が高く、どれだけチェルシーの10番を抑えられるかがカギになるだろう。

中盤にはライプツィヒでプレイするMFタイラー・アダムスがいる。サイドバックでもプレイできるユーティリティ性を持っており、アメリカ代表では[4-3-3]の中盤に入ることが多い。中盤でのスタイルはまさに万能で、攻撃で好機を作り出したかと思えば、守備では正確なタックルでボールを回収する。非常に厄介であり、プレミアリーグのリーズから狙われている逸材である。

最終ラインにはバイエルン・ミュンヘン所属のクリス・リチャーズがいる。21-22シーズンは同じくブンデスリーガのホッフェンハイムにレンタル移籍しており、センターバックとして19試合に出場している。来季バイエルンでプレイするか、他のチームでプレイするかは分からないが、将来を期待されている守備者だ。

ここまで3選手を紹介したが、前線ではリールのFWティモシー・ウェア、中盤ではリーズ・ユナイテッドにステップアップしたブレンデン・アーロンソン、ユヴェントスのウェストン・マッケニー、最終ラインにはフラムのアントニー・ロビンソン、バルセロナのセルジーニョ・デスト、守護神はマンチェスター・シティのザック・ステッフェンと5大リーグでプレイしている選手が多い。攻撃力、守備力共に高く有意義なテストゲームになるだろう。