レスターでキャリアハイと言える成績を残した25歳
6月に行われたUEFAネーションズリーグで2分2敗と絶不調のイングランド代表。ハンガリー代表にも0-4の歴史的大敗を喫し、今回未招集となったレスター・シティで活躍するMFジェイムズ・マディソンは11月のカタールW杯に向けた切り札となるのか。
今月のイングランド代表は、ウェストハムで今季リーグ戦12ゴール10アシストと印象的なパフォーマンスを披露したFWジャロッド・ボーウェンやレスターのDFジェイムズ・ジャスティンを初招集。11月のW杯に向けて新戦力の発掘にも目を向けた。
その一方で、ボーウェンと並んで候補と見られていたマディソンは代表メンバーから落選。今季はリーグ戦12ゴール8アシストと、イングランド代表常連のMFメイソン・マウント、FWブカヨ・サカといった選手たちに負けず劣らずの成績を残したが、ガレス・サウスゲイト監督のお眼鏡にはかなわなかった。
元イングランド代表MFジャック・ウィルシャーも、英『talk SPORT』にマディソンやトッテナムのDFエリック・ダイアーがW杯のメンバー候補に入るべきだという意見を述べた。
「特にマディソンは、(MFジャック・)グリーリッシュ、(MFフィル・)フォーデン、(MFジェイムズ・)ウォード・プラウズよりも多くのゴールとアシストを決めている」
「グリーリッシュもフォーデンも好きだから、クリエイティブなMFが全くいないとは言わないよ。でも少なくともその議論の中にマディソンも入れなければならない」
2019年11月のモンテネグロ戦が最初で最後の代表戦となっているマディソン。W杯前にイングランド代表で彼を試すなら、残すは9月のネーションズリーグとなるが、滑り込みでカタール行きのメンバーに入ることはできるのか。