日本代表の森保一監督が6月21日、オンライン会見に出席。今年の11月に開催されるカタール・ワールドカップ(W杯)に向け、意気込みを語った。
正式発表はまだされていないものの、カタールW杯では従来の登録メンバー23人から26人に拡大される見通しとなっている。森保監督は「26人になるという流れはポジティブに受け取っている。選手の選択肢をより多く持って試合に臨めるということは、監督してありがたい」と歓迎の様子だ。
「試合に出られるのは先発11人プラスおそらく5人の交代枠で、残りの10人は試合には出られない。チーム全体のマネジメントとしては難しくなると言えるかもしれないが、日本はこれまでも最終予選の段階で、コロナ等々のリスク管理もあって、メンバー外でサポートに回ってもらう選手も招集していた。
試合に出てもベンチスタートでもサポートメンバーに回っても、それぞれの立場からチームのために自分ができることをしっかりやる、連動するということはできているので、日本にとってはプラスになる26人枠だと思っている」
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森保ジャパンは今後、7月にE-1選手権、9月に2試合(うち1試合はアメリカとの対戦が決定)を戦い、W杯本番を迎える。代表ウィーク外に行なわれる前者のメンバー編成については、こう明言した。
「基本的にはカタールのワールドカップに向けて、メンバーに入っていく可能性のある選手たちで、(選考条件は)J1でレギュラーとして試合に出ているということ。先日、U-23のアジア選手権を戦った選手たちの中からも、A代表に来てもらうリストアップはしている。これまでワールドカップに出場したことがある選手たちは招集しない方向で行こうかなと。全員ではないが、基本的にはそういう方向で考えている」
長友佑都(FC東京)、大迫勇也(ヴィッセル神戸)、酒井宏樹(浦和レッズ)ら、常連組抜きで臨むことが濃厚なE-1選手権は、国内組の若手にとって、千載一遇のチャンスとなることは間違いない。カタールW杯まで残された時間は多くないなか、貴重なアピールの場で、一躍名を挙げる者は現われるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部