レアル・マドリード元監督のジネディーヌ・ジダン氏は、FIFAワールドカップ・カタール大会終了後のフランス代表監督就任が噂されている。そんなジダン氏がフランスのサッカー番組『テレフット』のインタビューで、監督復帰への意欲をみせた。

 ジダン氏は2016年1月にレアル・マドリードのトップチーム監督に就任。1年目の2015/16シーズンからUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で優勝すると、その後2017/18シーズンにかけて前人未踏のCL3連覇を達成していた。

 そして2018年5月に一度退任したものの、2019年3月にレアル・マドリードの監督に電撃復帰。2020/21シーズン終了後に辞任した後は、1年間にわたり休業状態となっている。

 同氏の現在については、フランスメディア『RMCスポーツ』がパリ・サンジェルマンからの監督就任オファーを断ったと伝えている。

 そんなジダン氏は今年6月23日に50歳の誕生日を迎える中、『テレフット』のインタビューで「(まだコーチとしてできることはあるかとの問いに)もちろんだ。私には与えられるものがたくさん残っているし、少なくとも何かしらはできるはずだ。私はこのキャリアを続けていきたい、まだこのことに対しての炎がある。フットボールは私のパッションだ。ただ、もうすぐで50歳になり、満たされているし、幸せだ。これが何よりも大切なことだ」と現場復帰へ前向きな姿勢を見せている。

 またレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、スペインのラジオ局『オンダ・セロ』で「ジダンはレアル・マドリードのレジェンドであり、我々はそのすべてを認識している。彼はフランス代表の監督になるという夢を持っており、それを実現してくれると信じている」とジダン氏の思いに言及した。

 レアル・マドリードで数多くの実績を残してきたジダン氏。フランス代表指揮官就任という夢の実現は、カタールW杯後になるかもしれない。