シャルケのスポーツディレクター(SD)を務めるルーベン・シュレーダー氏が日本代表DF板倉滉(25)の退団を振り返った。
2021-22シーズン、マンチェスター・シティからのローンプレーヤーとしてシャルケで過ごした板倉。2.ブンデスリーガからの出直しを強いられたチームのなかで、センターバックやボランチで公式戦32試合に先発と主力の座を射止めると、2部王者としてのブンデスリーガ返り咲きに貢献した。
こうして500万ユーロ(約7億1000万円)といわれる買取オプションの行使有無も注目されるようになったシャルケだが、クラブの財政状況で資金を調達できず、見送りを決断。シュレーダー氏はドイツ『ビルト』で板倉の退団を「信じられないほど痛い」と表現し、当時の複雑な心境を明かしている。
「無論、彼の退団は我々にとって大きな痛手だ。彼に対してはビデオ通話で苦渋の決断を知らせた。双方にとって、非常にエモーショナルなものだった」
「それはこの1年で生まれたものを示すもの。そして、選手たちがどれだけこのクラブに共感しているかということもね」