日本代表のDF吉田麻也(33)が、セリエAでプレーを続けることになるかもしれない。
日本代表をキャプテンとして牽引し、これまで119試合12ゴールを記録している吉田。2020年1月から所属するサンプドリアとの契約は、今夏で満了を迎える。
自身の去就については「クラブから待ってくれと言われている」と自ら語った吉田。しかし、現時点で契約延長の話は出ておらず、退団が濃厚となっている。
吉田は、2021-22シーズンのセリエAで26試合に出場し2ゴール3アシストを記録。しかし、1月に負傷すると、復帰後に低調なパフォーマンスを見せたこと、そしてマルコ・ジャンパオロ監督に重宝されていないこともあり、退団することが報じられてきた。
その吉田は「レベルを下げるのは簡単」とトップリーグでのプレー継続を望む発言をしていた中、イタリア『TuttoMercatoWeb』がモンツァがオファーを出していると報じた。
モンツァは元イタリア首相でミランの会長でもあったシルヴィオ・ベルルスコーニ氏がオーナーを務め、アドリアーノ・ガッリアーニ氏が最高経営責任者(CEO)を務めているクラブ。4位でセリエBを終えたが、プレーオフで勝利し、クラブ史上初のセリエA昇格を果たしていた。
そのモンツァはセリエAを戦うための補強を行っており、フリーで獲得可能な吉田に目をつけたという。
すでにガッリアーニ氏からのオファーを吉田は受け取っているとのこと。また、吉田とともにFWアントニオ・カンドレーバの獲得も目論んでいるという。すでに元イタリア代表DFアンドレア・ラノッキアを獲得しており、2人のCBコンビも見られる可能性がありそうだ。
サンプドリアからの退団となっても、セリエAで戦い続けられる吉田。モンツァからのオファーを受けるのか注目が集まる。