今夏にマンチェスター・CからボルシアMGへ完全移籍加入した日本代表DF板倉滉が、新シーズンに向けて意気込みを示した。4日、クラブ公式サイトが伝えている。
2021-22シーズンはマンチェスター・Cからシャルケへ期限付き移籍した板倉。30年ぶりの2部リーグ降格の憂き目にあった“名門”に新戦力として迎えられた板倉はリーグ戦31試合に出場し4ゴール記録する活躍を見せ、ブンデスリーガ復帰に大きく貢献する。今夏、シャルケが金銭的な理由から買取オプションを行使しなかったため、去就が注目されていた中、3日にボルシアMGへ完全移籍することが発表された。
ボルシアMGと2026年6月30日までの4年契約を締結した板倉。新シーズンから背番号『3』を着用する同選手は「ボルシアは本当に僕と契約したいと誠意を示してくれましたし、それが移籍に関して最も重要なことでした。だからこそ、入団は簡単に決まりました」と告白。また「チームメイトのこと、クラブのこと、すべてを理解するのに時間が必要。でも、すでに素晴らしいチームだと感じています。何人かの選手とは話をしましたし、最初のトレーニングセッションもよかったです。たくさんのファンが来てくれました。スタジアムに集まった彼らの前でプレーするのがとても楽しみです」と胸中を明かした。
2021-22シーズンはスタートダッシュに躓き、最終的にブンデスリーガ10位フィニッシュとなったボルシアMG。3シーズンぶりの欧州大会出場権獲得を目指す同クラブは、ダニエル・ファルケ氏を新監督として招へい。昨年11月までノリッジを率いていたファルケ新監督について、板倉は「彼はサッカーを愛していますし、僕も愛しています。今、彼が何を求めているのかを理解しなければなりません。トレーニングキャンプが終わった時には、もっと溶け込めると思います」と言及。続けて「シャルケでは楽しい時間を過ごしましたが、僕は今、ボルシアにいます。試合が待ち遠しいですし、勝ちたいです」と満員のファンで埋め尽くされた“ボルシア・パルク(本拠地)”でのプレーを待ち望んでいることを語った。
最後に板倉は「日本のサッカーは、ドイツと比べてより技術的だと思います。一方でドイツのサッカーはスピードがあり、フィジカルも強い。それが一番大きな違いだと感じています」と披瀝。11月に開催されるFIFAワールドカップカタール2022・グループEで日本代表とドイツ代表が同居したことについては「とても楽しみ。多くの人が日本には勝ち目がないと言っていますが、僕たちは勝つことができると信じています」と意気込みを口にしている。