日本サッカー協会(JFA)は8日、技術委員会を開催。終了後に反町康治技術委員長がメディアブリーフィングを行った。

 11月にFIFAワールドカップカタール2022を控える日本代表だが、拠点となる施設が決定したことを報告。日本代表は大会期間中、カタールの強豪クラブの一つ、アル・サッドのトレーニング施設を使用することが決まった。反町委員長は「事前にいくつかの候補があった中、本大会出場が決まってから具体的に話を始めて決めました。非常にいいと考えていた施設の中の一つであったことは間違いないです」と、複数候補から適切な施設を選べたと話した。アル・サッドの練習場はピッチが4面あり、そのうちの2面を日本代表が使用。残る2面はFIFAが作る壁を挟んで、他国が使用する可能性がある。ピッチに隣接するクラブハウスやジム、浴場などの施設は日本代表が独占で使用可能だ。宿泊施設も「遠くない」とのことで、「ロシア大会のように試合会場への飛行機での移動などもない。ピッチがしっかりしていて、そこをハブでとして移動できるのは効率よくできる」と、移動などは他国も同条件ではあるが、コンディション作り等にはいい影響が出るだろうと話している。

 また、19日に開幕するEAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会についても言及。選手の登録人数はW杯同様に26名になる見通しを明かし、Jリーグクラブから選出する際、1クラブにおける選出人数の上限はないとコメントしている。