日本サッカー協会は13日、EAFF E-1 サッカー選手権2022決勝大会に臨む日本代表メンバーを発表。明治安田生命J1リーグで首位に立つ横浜F・マリノスからは、DF畠中槙之輔、MF藤田譲瑠チマ、FW宮市亮、MF水沼宏太、DF岩田智輝、DF小池龍太、FW西村拓真が招集された。同日、クラブ公式サイトが7選手のコメントを伝えている。

 これまで8キャップを数えている畠中は、昨年3月のFIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選モンゴル代表戦以来、約1年4カ月ぶりの選出となった。「今回、F・マリノスから7名選出され、F・マリノスというクラブがなぜ強いのかということを証明できるように、しっかりと責任を持って頑張ります」とコメントし、「そして、日本代表としてJリーグを代表して優勝めざして戦いますし、個人としては普段一緒にプレーすることのない選手たちとプレーをする機会なので、いろいろな事を学び、吸収してチームに還元できたらと思います」と意気込みを示した。

 先月に行われたAFC U-23アジアカップウズベキスタン2022でU-21日本代表の主将を務めた藤田は、A代表初選出となった。アジア杯で出色のパフォーマンスを披露した20歳は、「うれしい気持ちはありますが、ほかの選出された選手とは置かれている状況は違うと思います。自分自身、(2024年のパリ)オリンピックに向けて経験を積むというより、上の世代の選手たちに食らいつき、これからいつでもA代表を狙えるように、結果にこだわってプレーしていきたいです。この遠征で、また自分が成長できるきっかけをつかみたいと思います」と、代表定着への意欲を示している。

 現在29歳の宮市は、2012年10月以来、約10年ぶりの代表復帰を果たした。「選出を聞いたときは、正直喜びよりも驚きのほうが大きかったですが、すごくうれしく思います」と心境を明かし、「F・マリノスからも多くの選手が選出されているので、コミュニケーションのところは問題ないと思っています。日本を代表して戦う大会になるので、誇りを持ってプレーしていきたいです」とコメントした。

 水沼は32歳にして初の選出となり、父貴史氏と親子2世代での日本代表入りを果たした。横浜FMの攻撃をけん引するチャンスメイカーは、「日本代表に選んでいただきありがとうございます。心の底からうれしく思います。これまでの僕のサッカー人生に関わってくださったすべての皆さんにお礼申し上げます。そして、僕を支えてくれる両親、妻と娘、家族のみんなにも感謝しています。自分らしく、F・マリノスの選手として思いっきり自分を表現したいと思います!」とつづった。

 岩田は2019年6月に行われたコパ・アメリカ2019以来、2度目の代表選出となった。3年ぶりの代表復帰に際し、「普段、F・マリノスのサッカーを表現できているからこその代表選出だと思っています。チームメイトやF・マリノスに携わる皆さまに感謝し、その想いをピッチで表現したいです。全勝するためにも常に良い準備をし、出場機会があれば普段どおりのプレーをしたいと思います。そうすれば結果はついてくると思っています。成長して帰ってきます」とコメントしている。

 現在26歳の小池龍と現在25歳の西村も代表初選出。JFAアカデミー福島の出身選手として初のA代表入りを果たした小池龍は、「日本代表に初選出していただきとてもうれしいです。そして、F・マリノスを代表できることをとても光栄に思います。僕に関わってくださった皆さまに感謝を伝えられるよう、これまでのすべてを代表活動で表現し、楽しんできます」と意気込みを示している。また、今季の明治安田生命J1リーグでここまで8ゴールを挙げている西村は、「初の代表選出でうれしい気持ちもありますが、しっかりと戦いに行くという気持ちも芽生えています。F・マリノスでやっていることを自分らしく表現したいと思います」とコメントしている。

 EAFF E-1サッカー選手権2022は7月19日から27日にかけて、茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城)、豊田スタジアム(愛知)で開催される。日本代表は同19日に香港代表と、同24日に中国代表と、同27日に韓国代表と対戦する。